ごあいさつ
会長挨拶
会長 小野木 孝二
「UNITE FOR GOOD」
「よいことのために手を取りあおう」、これは、2025-2026年のRI会長に選出されたラグーザ・ロータリークラブ(イタリア)のフランチェスコ・アレッツォ氏が提唱された言葉です。そして次のメッセージを述べられています。「分断されがちな世界において、ロータリーは団結と希望の光となります。私達のプロジェクトは、人種、ジェンダー、性別、思想、経済的背景の異なる人々を結び付け、世界で良いことをするという共通の目的で私たちを一つにします。」
今ほど、この「UNITE」ということの難しさ、そして重要性を人々に問いかけている時期はないと思います。専制国家と民主国家、富める者と貧しき者、イスラム教とユダヤ教、環境重視派と成長重視派、様々な分断が世界で大きな課題を投げかけています。そのような時代だからこそ、人種、性別、思想、宗教に関係なく地域への奉仕活動、会員の親睦を通じて、良きことのために手を取り合うロータリーの存在意義があると思います。岐阜ロータリークラブにおいては、第2次世界大戦という分断の極みというべき世界の中でも名前を変えてロータリーの灯を消すことなく活動を継続されました。まさに、「UNITE FOR GOOD」であります。我々の先輩に心から敬意を表するものであります。
岐阜ロータリークラブは前年度90周年を迎え、小川会長の素晴らしいリーダーシップの下、地域の人々に寄り添った記念事業と岐阜ロータリーらしい厳かな晩餐会となりました。本年度は100周年に向かってのスタートの年と考えます。100周年に向けて、今年度にできることは、ただ一つです。それは金銭的な準備をスタートするということです。100周年にふさわしい記念事業等を安心して10年後の会長に進めていただけるように準備を始めます。
岐阜ロータリークラブの良さは何といっても会員一人一人の素晴らしさです。岐阜の中で、素晴らしいリーダーシップを発揮されている人たちの集まりであります。そのような人たちの集まりだからこそ、例会や様々な活動を通じて交流する中で、必ずや素晴らしい出会いや発見があると思います。そしてそれは地域にとっても、ご本人にとっても一生の宝物となると思います。そのような出会いを少しでも応援させていただくことが私の会長の務めだと思っています。これから1年よろしくお願いします。